J.Coaching
共創コーチング(株)認定 共創コーチ 鈴木 淳
コーチング相談
「相談?それともコーチング?」
コーチングは「相談いただいた悩みや問題に的確なアドバイスを与えます。後はあなたがアドバイスどおり行動してください、そうすれば解決しますよ。」というものではありません。
私たちは、どんなに素晴らしいアドバイスであっても必ずしもうまくいくとは限らないことを知っています。そして、人によって異なるアドバイスが提案されることも知っています。
コーチングでは、私たちコーチは相談者(クライアント)と一緒に考えます。悩みや問題の現状を一緒に見直し、そこにある相談者の本当の気持ちを一緒に探し、どう対応していくとよいかプランを立てて実践してみる。そして、その結果を一緒に振り返り、次の一手を行動へと移していけるよう支援します。
ですから、同じような課題であってもクライアントによって答え、対応していくプランは異なります。
私たちコーチはクライアントと一緒に歩み続けます。
相談とコーチングはアプローチは違いますが、目の前の悩みや問題の解決へ向かっていくものです。
ただ、コーチングにはその先があります。
「コーチングセッションって?」
私たちは、生まれてから10歳くらいまでの間にセルフイメージをつくると言われています。自分はこんな人間だとか、世界は、世の中はこんな場所なんだ、というようなことをそれまでの経験の中からつくり上げるのだそうです。
そして、培った「物事をどのように見て、どう考えて、どう行動するか」という法則(認知行動パターン)は、大人になっても思考や行動の基準となっていると言われています。
10歳までの育った環境、出会った人や出来事は人それぞれ異なるため、この認知行動パターンは一人一人異なるわけです。
そして、それぞれの「物事をどのように見て、どう考えて、どう行動するか」の基準、つまり一人一人の世界観があるため、その人なりの「こうすべき」とか「こうすべきはない」とか「これはしちゃいけない」「できない」などという思い込みの世界があるわけです。
これが、自分の行動を進めたり、逆に行動を止めたりしてしまいます。そして、自分がなかなか変わらない理由でもあります。
さらには、アドバイスをくれる友人や先輩とは認知行動パターンが異なるため、そのアドバイスがうまく機能しないこともあるわけです。
コーチングでは、セッションを通して、このセルフイメージ、認知行動パターンに気づいていきます。
また、コーチの視点も共有することで、これまで一人では書き換えることができなかった思い込みが変わっていきます。
だからこそ、本当の夢を描くことができるし、そこに向かって動いていけるようにもなります。
これは、カウンセリングでも同じです。そこの部分が変化していくからこそ、同じ状況の中でも自分がもう少し楽に動けるとか、自分を幸せにするとか、人とうまくやっていけるような動き方ができるようになっていきます。
ですので、基本的には、目の前の課題、問題に向き合いながらも、その思い込み、認知行動パターンを見直して、変えていく、これが私たちコーチが行っているコーチングセッションです。
「共創(共創コーチング)」
「人は簡単には変われない。10歳までに培った認知行動パターンで今も生きているなら、この先も自分は変わらないのではないか?」
大丈夫です。
心理学者のアドラーは「人は関係性の中で、変化・成長していく存在である」と私たちに教えてくれています。
そして、私たち共創コーチは、相談者(クライアント)の想いに共感しながらも、一人の人間として関わります。
クライアントのもつ力を引き出すだけでなく、そこにコーチの力もかけ合わせることで、新たな価値や視点を創り出します(共創)。
ですから、私たち共創コーチはクライアントの想いを大切にし、クライアントが本当に大切にしていること「自分軸」を一緒に探しながらも、互いの力をかけ合わせて新たな価値や視点を創り出すことで、クライアントの変化・成長を引き出し、支援しています。